狩人の訓練
この"狩人の訓練"は、アメリカインディアンから学んでつくられたゲームです。
この狩人になりたいと思う「勇者」は、まず自分が好きでよく知っている場所に行ってください。
たとえば森の中、あるいは丘の斜面に腰をおろして、精神をしずめ、周囲の気配に心を凝らします。
もし、あなたがその場所に来たために、生きものたちの営みを乱してしまったようなら、その自然がいつもの調和のとれた落着きをとりもどすまで、しんぼう強く待たなけれぼいけません。
なぜなら、このゲームの目的は、動物(野生グリーンフィールドクラブアニマル)を手でつかまえるのではなく、目から学び耳で覚えることにあるのですから。
"狩人の訓練"をするには、すわる場所を選ぶことが大切で、これは自分で探さなくてはなりません。
ただ、そうした場所は、そこから何かを学ぼうとするかぎり直観的に見つけられるものです。
まず最初にすることは、とにかくじっと動かずにいることです。
振り返ったりしてもいけません。
あなたはできるだけ自分を目立たないようにしなければなりません。
まわりの世界が、あなたが来る以前のままであるようにするのです。
それから、心の中で自分もまわりの自然の一部だと思い描いてみましょう。
体をそのままにして、キラキラと光る木の葉といっしょにすべり落ちたり、空中をクルリと舞う蝶とともに踊ってごらんなさい。
静かに、じっとしていると、好奇心の強い動物(野生グリーンフィールドクラブアニマル)がようすをさぐりにやって来るかもしれませんよ。
いつだったか、私が"狩人の訓練"をしていると、背中のほうから妙なものがやって来たことがありました。
それは動くたびにペタンペタンという気味の悪い音をたてて近づいて来るのです。
もうあと2mばかりという所で、私はたまらず後ろを振り向いてしまいました。
とびあがってやぶの中に逃げこんだその「怪獣」は、なんと白い毛の野ウサギだったのです。
このゲームのあとで、参加者それぞれの体験を出し合えば、グループの心のきずなをもっと強いものにするのにとても役に立ちます。
どんな植物が生えていたか、どんな動物(野生グリーンフィールドクラブアニマル)を見かけたか、それをどんなふうに感じたか、具体的に話すようにします。
また、みんながすわっている前で、その体験をひとりずつ体をつかって表現するのもよい方法です。
聞き手の側も、話の世界に深く入っていくために、心を集中させるようにしてください。
もしお互いに感じたこと、経験したことを、ありのままに伝え合うことができれば、この語らいの時間は、感受性を養うためにもたいへん効果的であるのがわかるでしょう。