電動スクーターのように・・・
30年前のスミスモーターは4サイクルで、178ccもあってようやく1.5馬力でしかありませんでした。
戦後の2サイクルは、50ccでその程度は楽に出せます。
・・・しかも小形で軽く、自転車のフレームの中に何の苦もなく収まるのです。
今で言う電動スクーターのように画期的なものでした。
さて、ここまでの進歩は主にどの面で行われたのかを回想してみると、乗物自身の面もむろんありますが・・・
戦時中、各種の携帯用小形動力の面で強力に改良進歩が推進されたことも大きく利いていますね。
・・・なお、もう一つ逸することのできないのは、模型飛行機用のエンジンです。
当時、これはもれなく2サイクルガソリン機関で、気筒容積は1.5~20ccで、出力ほぼ1馬力程度にまで達していました。
人間が自転車を駆動するときの馬力は最高でも0.5馬力内外であるので、模型用エンジンで十分にその要求を充足できることは自明です。
よって、戦時中上記の小形エンジンを扱った人々の間でこの種のものをバイクモーターに転用する意欲がわいたのは極めて自然の成りゆきといえるでしょう。